ホスピスと呼ばれる概念は末期患者にたいする実際の看護で、
最も重要な地位を占めています。
もとよりホスピスとは,巡礼者の宿泊所を指す中世のフランス語から派生した言葉です。
しかし、この場合のホスピスは末期患者のための
看護プログラムを指して用いられています。
ホスピスはもっぱらチーム(医師,看護婦,ボランティア)による
行動で成り立っています。
そのチームは,末期患者が可能な限り自宅で,安らかに,
幾らかでも痛みの少ない状態でいられるように努力することを目的としています。
しかし、病院の中で行なわれるホスピスもあります。
多くのホスピスは訪問看護婦,栄養士,牧師,脊柱矯正療法士など,
地域社会の人材を活用して、独立した形で行われています。
では、ホスピスの看護はどのようなものなのでしょうか。
まず,十分な医療手段というよりも、十分な思いやりに重きを置きます。
次いで、患者の病気に対する積極的な処置というよりも、
患者の不快感に対して積極的な処置を行ないます。
ある人は「ホスピスは,看護をあまりしないとか,全くしないとか,いい加減にする」
とか言うかもしれません。
しかし、全く違う種類の看護を行っているという事に理解を示すべきでしょう。